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○ジタン
助かった~ サンキューな
○バッツ
ん? もしかしてひとりか?
○スコール
ああ──
バッツ
じゃあ旅は道連れだな 一緒にクリスタルを探そうぜ
○スコール
"どうして──そうなるんだ?"
あんたたちには悪いが
俺はひとりの方が気楽でいい
○ジタン
ひとりって寂しくないか?
○バッツ
まあ手分けして探すのもアリかもな
じゃあおれたちはあっちに行く
○ジタン
クリスタルを手に入れたらまた会おうぜ
○バッツ
あぁそうそう
○スコール
どうした?
○バッツ
せっかく会えたんだから
持っていけよ
○スコール
なんだ この汚い羽は──
○バッツ
『汚い』って──ハッキリ言うな
こいつは幸運のお守りなんだ
おれと一緒にたくさんの危機を乗り越えてきた相棒さ
○スコール
ここは戦場だ 人のことばかり気にしてる場合か?
○バッツ
スコールのことが心配なんだよ
おれはジタンと一緒にいるから大丈夫
次会う時返してくれればいいから
約束な
○スコール
"勝手な──約束だな"
○スコール
(この羽根……バッツの大切なものなのか?)
(だとしたらなぜ俺に渡す?)
○スコール
さて次に目指すひずみは……
○ジタン
よっしゃこれで3つ目! このまま全部いただきー!
○バッツ
あ おれが先に見つけたのに! くそっ最後のひとつは譲らないぞ!
○スコール
(あいつらまだいたのか──)
○バッツ
足が速いのってずるいよな─ おれが先に見つけてもジタンがとっちまうんだ
○スコール
……何をしている
○バッツ
お宝探しに決まってるだろ そうだスコールも一緒にやっていくか?
○スコール
断る ──先を急ぎたい
○スコール
あのイミテーション……見覚えがある そうだ確か夢で見た顔──
ここも夢の世界のようなもんか どんな奴がいても不思議じゃないな
仮に知っている奴だったとしても敵として立ち塞がるなら倒す──
○アレクサンダー
私は……聖王 私を畏れよ……私を崇めよ……
○スコール
(なんだ……ただの寂しがり屋か)
崇めろというのならそれだけの力を見せてくれ
○スコール
"幸運のお守りか──"
○コスモス
仲間からの贈り物ですか?
○スコール
無理やり押しつけられただけだ
○コスモス
顔に出ていますよスコール
仲間と行かなかったこと後悔してるのですね
○スコール
悔やんでなどいないさ
ただ──俺の身を案じてくれる奴がいるとはな
同情なら面倒な荷物だ
だが有用な後衛なら助けにはなる
誘いを断ったのは悪かった── かもな
○コスモス
いいえ あなたの判断は正しかった
クリスタルを手にするには
それぞれが心に潜む本当の敵と戦わなくてはならない
ひとりで真の敵に立ち向かうべきなのです
○スコール
俺の真の敵──奴か
○コスモス
そう 時を操る魔女アルティミシア
彼女を倒せばクリスタルは手に入るでしょう
それは孤独で辛い道のり──
あなたは孤高の決意を貫くことができますか?
○スコール
答えるまでもない
なんならこのお守りにでも誓うか?
○コスモス
そう──それでいいのです
○スコール
アルティミシアを倒せばクリスタルが手に入る……
そんなに単純な話なのか?
だが──倒すべき敵には違いない
○ケフカ
……んー昨日に捕まえたいならまずはエサが必要でしょう
○クジャ
……エサ?
○ケフカ
あのサルは仲間を助けるために命だって犠牲にするような奴なんだろ?
○クジャ
フン──そのためのエサになるような奴がいるのかい?
○ケフカ
いるじゃないか ひとりぼっちの寂しい奴がさ~
アルティミシアのこと気に食わないんでしょ? だったら邪魔しちゃえ 一石二鳥ですよ?
○スコール
(孤高の決意……か そんなに立派なもんじゃない)
(だが──)
ひとりで行くと決めたからには慎重に進まないとな
○クジャ
ひとり孤独を楽しんでいるかい?
○スコール
何の用だ
○クジャ
ジタンを誘い出すためのエサを狩りにきたのさ
無謀にもひとりで行動してるキミみたいな輩をね
○スコール
悪いがそういう話ならパスだ
○クジャ
なんだって?
○スコール
ジタンもくだらない奴に目をつけられたな
○クジャ
今のうちに吠えるといい すぐ悲鳴に変えてあげるよ
○クジャ
大人しく捕まりなよ
○スコール
…うるさいヤツだな
○スコール
口ほどにもないな
○クジャ
わかったんだよ
キミみたいなはぐれ者を使ってもジタンは誘えないとね
それよりジタンを追いつめるもっといい方法を思いついたんだ
○スコール
黙れ
○クジャ
もうキミに用はないよ
指をくわえて第二幕を観劇するといい
○スコール
"心配すればあいつらを救えるのか?"
"いやそうじゃない"
○ジタン(回想)
『クリスタルを手に入れたらまた会おうぜ!』
○バッツ(回想)
『約束な』
○スコール
俺にはやるべきことがある
今は──貫くんだ
○クジャ
僕が策に溺れている?
何も知らずにさえずるんじゃないよ
○ジェクト
楽しそうだな?
オレも混ぜろよ
○クジャ
興がそがれたよ
○ガーランド
拳を交える相手は他にいるだろう
○スコール
……まず自分の任務を果たす 何をするにもそれからだ
アルティミシア──どこにいる?
○スコール
やれやれ……無限の軍勢イミテーションか 鍛錬の相手にはちょうどいい
○スコール
俺は……俺ひとりで戦うと決めた
とにかく一刻も早くクリスタルを手にする それが俺の任務ならば──
○スコール
"まぶしいヤツ登場か"
○ウォーリアオブライト
君はひとりなのか?
○スコール
"どうしてそればかり聞かれる?"
ひとりひとりが真の敵に立ち向かわねばクリスタルは手に入らない
コスモスがそう言っていた
○ウォーリアオブライト
コスモスが?
○スコール
だからあんたもひとりで行動しているんじゃないのか?
俺は早くクリスタルを手に入れたい
○ウォーリアオブライト
しかし敵はひとりではない 結託して我々を狙っている
背中をあずける相手を探すべきではないか?
○スコール
"考えを押しつけるな"
"俺の道を邪魔しないでくれ"
俺の目的はひとつだ それ以外の道をゆく気はない
"その覚悟がなければ道は貫けない"
○ウォーリアオブライト
なぜひとりでの戦いにこだわる
切り開けるのか? 君ひとりの力で
○ウォーリアオブライト
仲間を信じていないのか?
○スコール
とやかく言われる筋合いはない
○ウォーリアオブライト
君は強い
その力仲間を守るために使うつもりはないのか?
○スコール
ともに戦うだけが方法じゃない
離れていても支えあうことはできる
望むにしろ望まないにしろ俺は支えられてしまった
だったら俺は俺のやり方であいつらを支える
戦況を変えるために道を切り開くだけだ
○ウォーリアオブライト
君を誤解していたようだ
ひとりでの戦いにこだわるのは仲間の力を疑っているからだと思っていた
君は孤高の道を貫くといい
その道の行く末はひとつにつながっている
忘れるな 我々はひとりではない
○スコール
"ひとりではない か──"
○スコール
魔女の気配を感じる ──近いな
(ジタン バッツ ……無事でいろ)
○スコール
決意なんかとっくにしていたさ ……あいつのおかげではっきりわかった
○コスモス
剣を構えなさいスコール
私と戦う力が身についたのだろう?
○スコール
アルティミシア──
○アルティミシア
待っていました
おまえがその素晴らしい決意を手に入れるのを
○スコール
決意?
○アルティミシア
そう 己の道を貫く孤高の決意
仲間を見捨てる非情な心
それがおまえをクリスタルへと導く
○スコール
俺が誰を見捨てた
○アルティミシア
おまえは心の底では誰も信じていない
だからひとりで行動した──そうでしょう?
今ごろジタンたちはクジャの手により傷を負っているはず
おまえは仲間を救いに戻ろうとしなかった
本心ではどうでもいいと思っていた証拠ではないか
○スコール
"どうでもいいだと?"
○アルティミシア
それでいい 戦場では当然のこと
さあ その気高き力私に見せておくれ
怖じ気ついたのですか? まぁいいでしょう
私は逃げも隠れもしない
時が来るまで待っていますよ
○スコール
おまえに理解できるほど単純じゃない
○ガーランド
……コスモスの命を奪えば奴らも消える わざわざ危険を冒す必要はあるまい
○アルティミシア
皇帝の計画がうまくいく保障などどこにあるというのです?
コスモスに「完全なる死」を与えることなど本当に可能なのでしょうか?
○ガーランド
……つまりおまえはおまえで別の計画があるということか
○アルティミシア
あなたも同じでしょう? 知っていますよ……あなたはカオスに通じている
○ガーランド
フン……
○アルティミシア
重要なのは神竜が動き出すまで生きのびること そのために私はどんな手段でも講じます
……協力してくれますね?
○スコール
俺は……俺自身の力で証明しなくてはならないんだ
アルティミシア──待っていろ
○アルティミシア
来ましたね
仲間を見捨ててひとり自らの願望を満たすために
○スコール
俺は約束を果たしに来た
あいつらのためにも止まるわけにはいかない
ひとりではないと信じているからこそひとりで戦う道を貫く
○アルティミシア
おもしろい
では貫いてもらうとしよう
○ガーランド
我々二人を相手にな
○アルティミシア
どうする? まだ強がるか?
○スコール
むしろ都合がいい
ここでおまえたちを倒せばその分あいつらが楽になる
証明してみせる
離れていてもともに戦っていることをな
○ジタン
かっこつけすぎだろスコール
○スコール
ジタン!
どうして?
○ジタン
誰かを助けるのに理由がいるかい?
でっかいおっさんはオレにまかせな
○スコール
"空気の読めないヤツ"
だがそれもいいさ
待たせたな さあ──
○アルティミシア
踊りましょうか
○スコール
ならば
○アルティミシア
時よ
○アルティミシア
愚かな子
すべてはまやかし
希望も仲間も
おまえの命も
夢と散れ
○アルティミシア
楽に死ねたものを
○スコール
時を操るおまえの力──
俺が断ち切る
○アルティミシア
生温い孤高の道ね
○スコール
全力でおまえと戦うだけだ
○アルティミシア
いずれお前も思い知る
決して取り戻せない時の真理を──!
○ジタン
スコール!
○スコール
ジタン 借りができたな
○ジタン
気にすんなって──
とか言ってる場合じゃない! 大変──大変なんだよ!
○スコール
"大変なのはおまえのテンションじゃないのか──"
○ジタン
バッツが──バッツが!
罠にかかってどっかに飛ばされちまった! 急いで助けにいかないと!
○スコール
バッツが? わかった いこう
○ジタン
え──いいのか?
○スコール
返すものもあるしな
○ジタン
それだけ?
○スコール
仲間 だからな
○ジタン
おう!
○ジタン
これ──この先にバッツが?
○スコール
待っていろ