ストーリーモードデータ(プロログス)

オープニング(ボイスあり)

○ナレーション(ライトニング)
神々の戦いが繰り広げられている世界
調和と混沌それぞれを司る二人の神は異世界に生きる者たちを己の戦力として召喚した
召喚された者は帰る術と記憶を失って主となる神へ仕えなければならなくなる
調和の神の元で目覚めた私もまた──
戦うより他に道のない世界　だとすれば残された可能性は勝利の先にある
私はそう信じ神々の戦いの中へ身を投じようとしていた

○ジェクト
おいおいえーっと？　ライトニングだったっけか？

○ライトニング
なんだ

○ジェクト
そうカリカリすんなよ　誰だって来たくて来てるんじゃねぇんだ

○ライトニング
来たくて来ているわけじゃない　というだけで
見ず知らずの人間にうるさいことを言われなければならないのか

○ジェクト
まぁアイツの言うことだってよ　別に間違ってるわけじゃないだろ

○ライトニング
ジェクトといったな
それなら私の言っていることが間違いだというのか？

○ジェクト
八つ当たりはよそうぜ　なぁ　えーっと──

○カイン
カインだ

○ジェクト
あぁ何か言ってやれよ　最初っからこんな調子じゃあ　なあ？

○カイン
ライトニング　ある意味おまえの言い分は正しい
俺たちはまだ互いの力を知らん　そこに協力も信頼も生まれるわけがない
ならば
奴と行動を共にしその実力を見極めてはどうだ

○ライトニング
何？

○ジェクト
おいおい　そりゃまた面白そうな話だけどよ

○カイン
何かあれば俺たちが間に入ればいい
仮にそこで勝敗がつくなら上に立つ者も自ずと決まる

○ジェクト
オレたち……って　オレも混ぜられてんのか

○ライトニング
勝手に話を進めるな　おまえに取り仕切られる覚えはない

○カイン
試される自信はない　ということか？
おまえがそこまで反発するほど腕の立つ人間なのかどうか
俺もわからんのでな
力を見せてほしい

○ウォーリア・オブ・ライト
気をつけろ敵が来る！

第1戦前

○ガーランド
すいぶんと余裕だなコスモスの戦士たちよ　目覚めてすぐに己の使命を忘れたか──

○ライトニング
──ッ！！　おまえたちがカオスの戦士か……

○ガーランド
攻め入れられるまで待っているとは──　調和の側にはどうやら腑抜けばかりが揃ったか

○皇帝
コスモスの呼ぶ戦士など所詮その程度……　ガーランド　奴らの始末は貴様に譲ってやる
何かあれば呼ぶがいい　この皇帝が手助けくらいはしてやろう

○ウォーリア・オブ・ライト
……ライトニング　敵は奴だけではなさそうだ　ここは私が引き受けよう　君は後ろに──

○ライトニング
悪いがおまえの言うことを聞くつもりはない　おまえこそ下がっていろ　私がひとりで片付ける

○ウォーリア・オブ・ライト
何──

○ガーランド
足並みの揃わぬコスモス勢か──哀れなものよ　まあいい覚悟のできた者からかかってくるがよい！

第1戦後

○ガーランド
フン　それで全力を出したつもりか？　まだまだ戦いを楽しむには足りんな……
貴様らとはいずれまた会うことになろう　戦いはまだ始まったばかりなのだからな──

○ウォーリア・オブ・ライト
消えたか──だが敵は他にもいるはずだ　行くぞライトニング

第2戦前

○ケフカ
ホワァーッホッホッホ　見つけたじょ～　目覚めたばかりの戦士ちゃんたち──

○ライトニング
な……んだこいつは──！？

○ケフカ
うーん　アルティミシア様の手を汚すまでもない　こいつらは僕ちんがいっぺんに掃除しますから──

○アルティミシア
好きにしたらいいケフカ　せっかくですから楽をさせてもらいましょう
ただ彼らを痛めつけてやるときはお呼びなさい　──私も加わらせてもらいますよ

第2戦後

○ケフカ
イッターーーイ！！

○ウォーリア・オブ・ライト
無事か　ライトニング

○ライトニング
他人の心配より自分の心配をしたらどうだ　……敵はまだ片付いていない

第3戦前

○ウォーリア・オブ・ライト
この気は──

○ライトニング
どうやら現れたみたいだな

○セフィロス
ほう　気付いたか……大したものだ

○ライトニング
何者だ──と聞くものバカバカしい　戦いたいなら相手になってやる

○暗闇の雲
楽しんでおるようだな──　セフィロスよ　獲物を独り占めか？

○セフィロス
暗闇の雲といったか　邪魔をするな　奴らを見つけたのは私なのだからな
だが現れたばかりの貴様の力には興味がある　クク　少し私に力を貸せ──

第3戦後

○セフィロス
おまえたちの力はこの程度ではないだろう？　次に会うときは本気で私の命を狙ってみせろ
──そうでなければ我々がこの世界に在る意味などないのだからな

○ウォーリア・オブ・ライト
まだ敵の気配がするな……　油断するな　ライトニング

○ライトニング
ああ　言われなくたってわかっている

第4戦前

○ライトニング
敵がいる……近いな　気をつけろ
おい出てこい！

○クラウド
攻め込まれかけていたくせに聖域の近くにいなくていいのか？
調和の神が先に倒れでもいたらおまえたちの存在は消えてなくなるぞ

○ライトニング
敵に心配されるとはな……余計なお世話だ

○ゴルベーザ
気遣いとは珍しいなクラウド　敵に気になる者でも現れたか？

○クラウド
あんたには関係ない　援護しに来たなら黙って戦えゴルベーザ

第4戦後

○ゴルベーザ
目覚めたばかりならこの程度だろう　よい肩慣らしとなった　私は先に行くぞ──

○クラウド
あんたたちは他の奴らとも戦っただろうがあいつらもまだ本気を出していない
なめてかかれば痛い目に遭うぞ　それと──
…………　あんたちの仲間に

○ライトニング
……？　私たちの仲間が何だ

○クラウド
いや何でもない──　本当の戦いはこれからだ覚悟しておくんだな

○ウォーリア・オブ・ライト
ようやくこの辺りのカオスの気が消えたか　何とか追い払ったようだな

エンディング(ボイスあり)

○ウォーリア・オブ・ライト
君のおかげで助かった　礼を言う

○ライトニング
別に　私がいなくてもおまえならひとりで勝てただろう

○ウォーリア・オブ・ライト
戦いに余裕ができたのは背中を預けられたからこそだ
だがこの先も必ず共に戦えるとは限らない　君も油断することなく戦ってほしい
我々ひとりひとりが強い意志を持ち戦い抜くことが勝利に繋がる
それを忘れてはならない
まだ少し敵の気配があるようだな
私は近くを見回りに行く　君はここでカインたちを待て

○ライトニング
何を勝手に──

○ウォーリア・オブ・ライト
またすぐに戦うことになるかもしれない　少し身体を休めておくといい

○ジェクト
気ぃ遣ってるんだか仕切ってるんだか
何つーか　ありゃ性格なんだな

○ライトニング
ジェクト　カイン　無事だったか

○カイン
何か掴めたか

○ライトニング
相変わらず正義面が鼻につく　ただ──
ああいうことを言うだけの実力もある

○カイン
多少は認めた　というところか

○ライトニング
フン　どうだかな　少なくとも気が合うとは思えない
でも奴やおまえたちの力を知ることができた
一応おまえの提案にも感謝しておく

○カイン
俺が知りたかっただけだ
おまえたちの腕がどれほどなのか　な

○ジェクト
で　おまえの方は
まさか今さらガッカリしてねぇよな？

○カイン
していたら俺はここにいないさ

○ナレーション
世界を縛っていた輪廻は少しずつほころび始め　物語は終焉に向けて微かに形を変えつつある
神を統べる者の意思を超え　世界に紡がれ始めた異説が今始まろうとしている