FF
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○ジタン
なぁバッツ 勝負しないか?
○バッツ
勝負?
○ジタン
先にクリスタルを見つけたら勝ちってのはどうだ?
○バッツ
お宝探しか 余裕でおれが勝つな
○ジタン
おっと?こっちは本職の盗賊だぜ
○バッツ
ならおれは盗賊のモノマネで勝利を盗んでやる
○ジタン
お宝は──こっちだ!
○バッツ
おれも──こっちだ!
行くぜ行くぜ~!
○ジタン
マネするなよな~っ!
○ジタン
……なんだ?心がザワつく……
○バッツ
おーいジタン! どうしたんだよキョロキョロして
○ジタン
んー? 敵の気配を探ってただけさ さあ本職の技を見せてやるぜ!
○バッツ
おれが先に見つけたお宝を足が速いからってぶんどるのはなしだからな!
○ジタン
このあたりは大体探したしそろそろ次のひずみに行きますか!
○バッツ
ああ カオスのアジトに近い方がお宝見つかりそうだしな
○ジタン
さすがにアジトまで突っ込むのはヤバいけど行けるとこまで行ってみようぜ
○バッツ
イミテーションってここにいる戦士たちの形だけじゃないんだよな
○ジタン
ああ 知らない奴が混じってるよな 普通に戦えるみたいだけど誰がモデルなんだ?
○バッツ
不思議な話なんだけどさ──おれイミテーションの技が真似できるんだよな
○ジタン
ほんとか? じゃあ会ったことない奴のも使えるのか──
ますます謎だな──あいつらいったい誰なんだ?
○クジャ
何だと──僕の記憶は……すべて偽者だというのか
○アルティミシア
ええ あなたの記憶は書き換えられているのです それが敗北した者の真実──
○クジャ
……フン 僕を見下すな そうやって惑わせてみせたつもりかい
そんな言葉に流されるほど僕が愚かだと思ったら──大間違いだよ
見ているがいい──僕がキミたちよりずっと優れた存在だということを証明してやるさ
○アルティミシア
……哀れな子
まあ能天気なサルの相手にはちょうどよいのかもしれませんね……
○バッツ
ここは──におうな 何かいいものが眠ってそうだ
○ジタン
なんだ今さら気付いたのか? オレは外にいたときからわかってたぜ
○バッツ
そうやって油断しない方がいいぞジタン こういうのは先に見つけたもん勝ちなんだ
そんなことよりあの赤い紋章ブレイブ0かよ 困ったもんだよな
○ジタン
頭使いなよバッツ スキルやアクセサリでブレイブ以外の何かをUPさせりゃいいのさ
○バッツ
もしクリスタルが自分よりでかかったり目に見えないくらい小さかったら……どうしような?
○ジタン
なんだあれ?
○バッツ
もしかして──
クリスタルか?
○ジタン
あっこのっ
あれ バッツ?
どこ行ったんだよ お~い
○ケフカ
これはオカシイ──
サルが残っていらないネズミの方が消えちゃった?
ま いいでしょ これはこれでおもしろくなる
○ジタン
おい おまえのしわざなのか? バッツをどこにやった
○ケフカ
まったくウルサイですねえ──
ワナにもかかれないサルは黙ってろ
○ジタン
バッツの居場所意地でも吐いてもらうぜ
○ケフカ
あーあ面倒クサーい!
○ジタン
余裕こいてんじゃねぇ!
○ジタン
さあ観念しろ バッツをどこへやったんだ?
○ケフカ
ネズミなら敵陣の──
ド!真ん中~
無理だと思うけどせいぜい探してみれば
○ジタン
──バッツ
今行くからな
○ガーランド
感心せんな…… 人の心を弄ぶなど下劣な者のやることだ
○アルティミシア
クジャのことですか? 彼には真実を伝えたまで……
おかげで役に立ってくれそうです サルを捕らえる策をいろいろと練っているようですよ
○ガーランド
小手先の甘い考えで捕らえられるほど奴らは甘くないと思うがな……
○アルティミシア
さて我々も出かけましょう…… 孤高の獅子が罠にかかりに来ています
○ガーランド
……くだらぬ策に囚われているのはわしもまた同じ……か
○ジタン
ちくしょうテレポストーンまで辿りつける気がしねぇ……
世界をぐるっとほぼ半周だろ? 遠すぎるって──
頼むからオレが行くまでやられるなよバッツ!
○ジタン
くそっ ひずみに時間を取られてる場合じゃないのに
バッツが捕まるなんて完全にオレの落ち度だよな……
……待ってろよ すぐに助けだしてやる
○ジタン
どこ行ったんだバッツのやつ──
○スコール
ひとりではないと信じているからこそ ひとりで戦う道を貫く
○ジタン
スコール?
あいつ──
○スコール
証明してみせる
離れていてもともに戦っていることをな
○ジタン
かっこつけすぎだろスコール
○スコール
ジタン!
どうして?
○ジタン
誰かを助けるのに理由がいるかい?
でっかいおっさんはオレにまかせな
○ガーランド
迷いなくわしを選ぶとは──
舐めたものだな小僧
○ジタン
レディと戦うのは気が引けてね
ていうか自分の心配したらどうだい?
○ガーランド
身の程を知れ小僧!
○ジタン
ここで巻けたらカッコ悪いだろ?
○ガーランド
腕ならしにはちょうどよい 楽しませてもらったぞ
○ジタン
あいつピンピンしてらぁ
○ジタン
スコール!
○スコール
ジタン 借りができたな
○ジタン
気にすんなって──
とか言ってる場合じゃない 大変──大変なんだよ!
バッツが──バッツが!
○スコール
バッツの奴敵の罠に落ちるとは──
○ジタン
悪い お互い張り切りすぎちゃってさ
○スコール
気をつけろ 向こうにはおまえを狙ってる奴もいる
○ジタン
こっちだって狙った獲物は逃がさない すぐにバッツを助け出してやる
この光を追えばきっと──
○ジタン
クリスタルの光やっぱりテレポストーンを示してたな
○スコール
ああ……ということはバッツはまだ敵陣にいるわけだ
○ジタン
つまりまだ無事だってことでいいんだよな? 早く助けてやらないと!
○スコール
あれだけの距離を歩いて途中で誰とも会わなかったのか?
○ジタン
そうなんだよ! 仲間どころか敵にすら会えなくてさぁ
○スコール
……俺はよっぽど運が悪かったのか
○ジタン
ん? 今なんて?
○スコール
……別に
○ジタン
お~い! バッツ!!
……ここにはいないか 今はお宝なんてどうでもいいぜバッツ……
○スコール
助けが必要なら読んでくれればそれでいい
○ジタン
このひずみの先にテレポストーンがあるんだよな
○スコール
──ああ クリスタルが示した道だ
○ジタン
バッツ今どこにいるんだろう ……無事でいてくれ
○スコール
バッツのことだ 案外平気な顔で帰ってくるかもしれない
○ジタン
バッツ探したぞ!
○バッツ
ジタン スコールも来てくれたのか
○スコール
平気そうだな
○バッツ
いや~強そうな奴らがいっぱいでさ
っとそれより見ろよ
あいつらから奪ってきたんだ 尚武はおれの勝ち
○ジタン
なんだよ さんざん心配かけといて──
ちゃっかりしてんなあ
○スコール
待てこれは──
○バッツ
ジタン!?
○クジャ
ようやく会えたね
○ジタン
クジャ!
○クジャ
キミの友達はいい駒だ
疑いもせずキミに罠を届けてくれたよ
○ジタン
全部おまえのしわざか オレの仲間はどこだ
○クジャ
この状況でまだ他人の心配をするのかい?
ゾッとするよ
○ジタン
答えろよ
○クジャ
ひとりは不安かい?
守るべきものがすべて消え去ったらキミはどうする?
○ジタン
なにっ?
○クジャ
同じ運命を背負うものとして試してみたかったんだ
自分の無力さを知った時キミの心がどう砕け散るのかを
○ジタン
くっ──
○クジャ
仲間が傷ついても今のキミには何もできない
囚われの小鳥のようにカゴの中から友の悲鳴を聞くだけ
○ジタン
黙れ!
○クジャ
キミの独演ゆっくりと眺めさせてもらうよ
○ジタン
みんな──
○ジタン
どこだよここ…… カオスのアジトか?
あてもなくさまよってたってあいつらは助けられない
……出口を探すんだ
○ジタン
クジャ──オレのことあんまり覚えてないのか?
オレたち本等は敵同士じゃなかったはずだろ……
でもおまえが仲間を傷つけるなら悪いけどオレはおまえと──戦う!
○ガーランド
焦っているな……クジャ
○クジャ
キミかガーランド…… わざわざ僕のことを見下しにきたのかい?
○ガーランド
……そうではない
わしとおまえは同じ存在 混沌の神がこの地へ召喚した戦士──
そしてそれは皆同じなのだ ……あの魔女アルティミシアすらもな
記憶のすべてを取り戻した者などおらぬ 目覚めたばかりのおまえは付け入られたのだ
○クジャ
……皆同じだって? クッ……クククそういうことか
……よくわかったよ 僕がキミたちに劣る理由なんて何もないってことがね
力のない者は力ある者によって自由を奪われる それは強者の論理──そして
生き残るものが強者であることは自然の摂理だ 倣ってやろうじゃないか 一度の敗北など関係ない!
記憶なんて曖昧なものにすがる必要はない フィナーレを勝利で飾るのは……この僕だ!
○ジタン
"みんな──オレどうしたらいい?"
○ジタン
デートならまたにしてくれよ
○コスモス
ジタン恐れないで
○ジタン
だけどオレ──
あいつらに何もしてやれないんだ
○コスモス
どんな状況でもできることはある
そうでしょう?
○ジタン
でももう手遅れかも──
○コスモス
仲間はあなたを信じている
あなたが負けるとは思っていない
あなたも彼らを信じて
○ジタン
みんなを信じる──
○コスモス
あなたの仲間は強い
○ジタン
うん──そっか
簡単にやられる奴らじゃないよな
みんなの無事を確かめに行くよ
それが今のオレにできることだ
ありがとなコスモス
レディを勇気づけるのがオレの役目なのにかっこわるいとこ見せちまった
○コスモス
その優しさがあなあたの──
○ジタン
コスモス!
オレもう迷わないよ
○ジタン
さあ帰ろう オレを信じてくれるみんなのところに!
○ジタン
クジャそこをどいてくれ
○クジャ
キミに道は必要ないだろ?
○ジタン
仲間のところに帰るんだ
○クジャ
なぜあきらめない? ひとりがそんなにイヤなのかい?
○ジタン
信じてるからだ
○クジャ
信じる? 他人を? 仲良しごっこにすがるっていうのか?
○ジタン
信じる気持ちは遊びなんかじゃない
おまえにだって仲間がいるだろ?
○クジャ
仲間?
僕をあんな下賎な連中と一緒にするな
○ジタン
でも──
○クジャ
失望したよ
救いのない悲劇を楽しもうとしていたのに─
とんだ駄作だ
こんな愚かしい戯曲には終止符を打たなくちゃ──
○クジャ
僕が奏でてあげるよ キミのレクイエムを
○ジタン
うるさい曲だな
○クジャ
まだ第一楽章だよ?
○ジタン
わかってるさ クライマックスは──
これからだ
○クジャ
これは悲劇なんだよ?
○ジタン
筋書きなんて変えてやるぜ!
○ジタン
あいつらがいる限り負けるわけにはいかないんだ
なあクジャ──
誰かを信じるってそんなに難しいことか?
○クジャ
他人を信じて──何になる?
ひとりで何もできないから集まるんだろう?
○ジタン
信じてれば自分の道だって見えてくる
○クジャ
雑音だ 耳障りだよ
認めないよ
終幕の時喝采を浴びるのは僕なんだ──
○ジタン
クジャ──
○ジタン
あれって──
おーい
○ジタン
"信じて待っていてくれる人がいる"
""だからオレはどんな試練にも立ち向かえるんだ"
"今までもそして──これからもきっと"
"帰ろう いつか帰るところへ"