FF
総合TOP>ディシディア012(DDFF)>第2章
スポンサーリンク
○ヴァン
あれ 誰かいる──
○ティナ
破壊……敵はみんな破壊……
おまえも敵……破壊する……!
○ヴァン
うわっ!?
○ティナ
コスモスの戦士…敵…
○ヴァン
確かに敵かもしんないけどさ──
○ティナ
くっ……破壊しなきゃ……ううっ……
○ヴァン
なぁもうやめとけよ オレもやられる気なんてないしさ──
○ティナ
いや……破壊……うぅっ うあああっ──!!
○ヴァン
あ── 飛んでっちゃった……
○ヴァン
なんだったんだろうさっきの子 様子がおかしかったけど
敵──か コスモスとカオスって何なんだろな ま とりあえずオレは聖域に向かわないとな
確かあそこのでかい雪山の奥にむこうに行けるひずみがあったよな
○ヴァン
おっ宝箱だ! でも敵が邪魔だな──
よし一気にまとめてやっつけてやるか! あのデカい奴は……どうしようかな?
○ヴァン
地獄の火炎って──どこかで聞いたことあるな あんたのこと知らないけど手伝ってくれるのか?
○イフリート
……我が名はイフリート 調和の神に仕えし者にこの力を託す
○ヴァン
ふーんそうなんだ じゃあ……よろしくなイフリート!
○ヴァン
イミテーションの奴ら逃げ回ったりして戦いにくいんだよな!
フリーエアダッシュで一気に距離を詰めてズバっと攻撃してやる!
○ケフカ
戦いたくない?またご冗談を
喜んでそこらじゅうをみーんなぶっ壊してたの──
どこの誰だっケナ?
○ティナ
違う……私は──
○ヴァン
あれ さっきの……
○ケフカ
おまえはモンスターなんだ 破壊の力を持った破壊のための生き物
そんな奴に戦わないなんて選択肢はないんだよ
あんまりわがまま言うとお仕置きしちゃうよ
○ティナ
私は──
○ヴァン
あれって仲間内のケンカだよな
だとしたら放っておくしか──
○ケフカ
しょうがない もうちょっと強めにやっとくか
ほーらおまえのせいだからね
○ティナ
うあああ!
○ヴァン
おいやめろ
○ケフカ
はあ?何?どちら様?
僕ちんいま忙しいんだ 引っ込んでてくれる?
○ヴァン
聞こえなかったんならもういちど言ってやるよ
やめろって言ったんだ
○ケフカ
あ そう
じゃ死になさい
○ケフカ
邪魔者は容赦なく排除します
○ヴァン
排除されんのはおまえだよ
○ケフカ
ただの目立たないガキかと思ってたけど
面『白』い なかなかやるじゃないですか
○ティナ
えっ?
○ヴァン
ほらボーっとすんなよ 行くぞ!
○ケフカ
へ?
○ヴァン
勝負はまた今度
この子オレが預かるからさ じゃあな
○ケフカ
はいお疲れ様でした~(字幕には出ない)
あ──預かる?
な~にが預かるからさ!だ
どうせソイツは僕ちんのところに戻ってくるんですからいいですよ~
もうかーえろっと ったく生意気なガキだね──
ああいうのが将来……(字幕には出ない)
○ヴァン
まだ走れるだろ? もう少し遠くまで行くぞ
○ティナ
私──
○ヴァン
まいいや 細かいことあとにしろよ 逃げられるうちにできるだけ逃げるんだ
○ヴァン
空が飛べればひずみも通らないで済むのにな あ 飛空挺って空飛べる乗り物──知ってるか?
○ティナ
飛空挺……知ってる
○ヴァン
ほんとか?おまえの世界にもあるんだな オレさ──あれを手に入れるのが夢なんだ
○ティナ
夢……
○ヴァン
この辺まで来れば大丈夫だろ
あそうだ オレ ヴァン ……おまえは?
う~ん
○ティナ
あなたはコスモスの戦士
○ヴァン
ん? ああそうだけど
○ティナ
私を倒して
○ヴァン
え?
○ティナ
もう戦いたくないの
破壊の力なんてもう使いたくない だから──
○ヴァン
だったら戦わないで力も使わなきゃいい
別にオレがおまえを倒さなくたっていいだろ
○ティナ
どうして? 私はあなたたちの敵でしょ?
○ヴァン
敵だとか味方だとかそんなに気にすることか?
さっきオレ おまえが困ってたように見えた
だからおまえを連れてあいつから逃げたんだ
おまえがカオスの奴だってのはわかってたよ
でも別にそんなの全然関係ない
○ティナ
気にならないの?
○ヴァン
ならないな だって意味なんかないからさ
おまえが困ってたことにカオスもコスモスもないだろ?
○ティナ
でも私たち敵同士で戦うために呼ばれて
○ヴァン
うん 戦うために呼ばれてるのは知ってる
でもオレ自分の意思は捨ててないからな
オレはオレの意思でおまえを連れて逃げたし
ここで倒そうなんてことも全然思ってない
おまえもさ 難しく考えるのやめろよ
誰かの言いなりになってたってつまんないだろ?
○ヴァン
イミテーションにEXコアを取られる前に先取りしてやるんだ かっこいいだろ?
○ティナ
う……うん
○ヴァン
敵を吹っ飛ばした後追撃するのって何だかすごくかっこいいよな
空を飛んでるみたいな感覚っていうのかな 風切ってるようなさ──わかるだろ?
○ティナ
よく……わからないけどでも何となく──
○ティナ
あなたの意思は強いのね
○ヴァン
おまえも同じだろ
戦いたくないってしっかり思ってる
○ティナ
私の意思……
○ヴァン
この戦い きっとすぐ終わる
絶対にコスモス軍の勝ちだ
カオスが倒れればこの世界が安定する
そうすればオレたちもきっと元の世界に戻れる
だからおまえはそれまで安全なところにいろよ
戦わなくて済むところにさ
○ティナ
え?
○ヴァン
カオスを倒す前にオレがおまえを迎えに来る
そしたら一緒にコスモスのところに行けばいい
○ティナ
コスモスの……ところ?
○ヴァン
うん おまえもコスモスの戦士になればオレたちと一緒に元の世界に帰れるだろ?
じゃ そろそろ行かなきゃ
オレはまだ戦わなきゃならないからさ
おまえは安全なところでオレを信じて待ってろ
○ティナ
ヴァン
○ヴァン
なんだ?
○ティナ
私──ティナ
○ヴァン
じゃまたな ティナ
戦いたくないという意思── それは本来この世界にあってはならないもの
だからこそ知りたかった 彼女が守りたかったものを……
総合TOP>ディシディア012(DDFF)>第2章