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○ラグナ
えーと次はこっちか?
○ユウナ
たぶん違います
あそこから来てこっちに向かうはずだから
○ラグナ
なるほど
さっぱりわからんな
○ヴァン
ほんと面白いな あんた
○ラグナ
真顔で言うなよ
そんじゃ行くか
ライト──ん?どうした?
○ヴァン
なあそっちたぶん違うぞ?
ラグナの言うことあてにすんなよ
○ライトニング
来客だ
○ティファ
みんな
○ヴァン
ティファ カイン
○ラグナ
わざわざこんな場所で会うってことは──
オレたちを眠らせようと追ってきたってとこか
○カイン
そうかすでに話は知っているようだな
○ティファ
イミテーションをとめに行くのね
○ユウナ
うん 放ってはおけないから
イミテーションの脅威まで次へ繋げるわけにはいかない
○カイン
消滅も覚悟の上か
○ラグナ
おまえも同じだろ?
○ヴァン
最終的に勝つって目的はみんな同じってことだ
○ティファ
そっか それなら私も手伝うわ 目的は同じなんだしね
○カイン
ならば行くか
こうしている間にも奴らは増え続けている
○ヴァン
行くかってあんたもか?
○カイン
成し遂げねば意味もなかろう
少しでも数は多いほうがいい
○ラグナ
まあその通りだな
人が多いに越したことはねえ──けど
○ライトニング
勝手にしろ
○ユウナ
何かしらあれ……変わった敵がいます
○ラグナ
なんか……ずいぶんまとまってるな! 団体様ってことかな?
○ティファ
パーティーを組んで戦うってことね? いいわ! 先頭は私に任せて!
○ヴァン
ずるいぞティファ オレにだって戦わせてくれよ
○カイン
とはいえいつまたひとりで戦うかわからん それぞれが敵に立ち向かう強さと覚悟が必要だろう
○ライトニング
そうだな どんな状況で誰と戦うかわからない 適度に交代しながら戦っていこう
○ラグナ
『ラウンド戦』と『勝ち抜き戦』ねぇ わかったようなわからないような……
○ライトニング
『1人ずつ対戦』か『強い者が勝ち抜く』ではないのか? どちらも試してみなければ……今は何とも言えないな
○ラグナ
そうだよな とりあえずやってみっかーー!
○カイン
俺のことは気にするな 助けが必要なときは呼んでくれ
○カイン
ライトニング
○ライトニング
何だ
○カイン
今さら許してくれとは言わんが
悪かったな
○ライトニング
人に斬りかかっておいてその程度で済むか
○カイン
そうだな
○ライトニング
他の奴らは本当に無事なのか
○カイン
ああ 心配はいらん
○ライトニング
おまえが真実を追い始めなかったら
きっと私たちはここから抜け出せなかった
それは感謝している
だが勝手に人を巻き込もうとしたことを許すつもりはない
○カイン
厳しいな
○ライトニング
この先に続くのは苦しい戦いだけだ
その分せいぜいしっかり働けよ
○カイン
任せておけ
○ライトニング
南の方から確かに嫌な気を感じる── イミテーションたちはきっとそこにいるはずだ
○ラグナ
さーていよいよ近づいてきちまったって感じだな
○ティファ
もうあとには退けないところまで来ちゃったのよね
○ユウナ
進みましょう──! なすべきことを果たすために
○ライトニング
もし私が他の奴らと同じように眠らされていたら
私はここにいなくてそして眠って起きて最後の戦いを……迎えた
──まったくふざけた話だな
他人に運命を握られるのも他人を犠牲にして楽をするのもごめんだ
○カイン
眠らせた戦士たちへ未来を託すというのも考えてみれば酷な話なのかもしれんな
だが……再び失う記憶も未来の可能性もすべてまとめて送りつけてやるしかない
あとはあいつらを信じるだけだ──きっとうまくやるさ
○ヴァン
なあ オレずっと考えてたんだけどさ
コスモスって何歳……あ、いやなんでもない
……なんでもないって なんでもない
……だからさ コスモスは長い間戦いを繰り返してきたんだろ
戦士が傷ついたり消えたりしていくのずっとひとりで抱えてきたのかなって思ってさ
○ヴァン
クリスタルっていったいどんなふうに現れるんだろうな
○ユウナ
コスモスの力がわたしたちの意思と馴染む── その時間があれば違ったんでしょうか
○ラグナ
しかし馴染むなんて全然ピンとこないな オレには素質がなかったのかもしれないが──
○ヴァン
うんそうかもな
○ラグナ
あのな~君は少し言葉を選びなさい
○ヴァン
あ でもさもしかしたらコスモスの意思とオレたちの気持ちが離れたからダメだったんじゃないか?
○ユウナ
私たちの意思が……離れた?
○ヴァン
イミテーションのせいでオレたちはカオスどころじゃなかったろ?
○ラグナ
う~んそういえばそうだな オレたちは最後の目的までイミテーションになっちまった
○ヴァン
オレたちがここで次元の扉を壊しさえすれば次の戦いで他の奴はコスモスと同じ意思を持てる
だからオレたちがやろうとしていることは実はすごく意味があってクリスタルにいちばん近い
○ラグナ
ふむ なんだかなんとなくいいこと言うじゃないかヴァン
次の戦いで敵はやっとカオスに戻る そうすればコスモスと同じ意思を持てる──か
○ユウナ
もしかしたら本当にそうかもしれませんね わたしはそんなふうに信じたいな
○ラグナ
ま~違ってたって害もないし そうやって信じてみるのも……いいかもな
○カイン
少し嫌な予感がしている……
○ヴァン
見ろよ あの赤い尾羽根何に使うんだ?
○カイン
あれはフェニックスの尾だな 戦闘不能を回復させる力がある
○ユウナ
あまり落ちていないみたいです 大切に使いましょうね
○ティファ
次の戦い本当にあるのよね
○カイン
それは俺にもわからん 自分で何を見たわけでもない
○ライトニング
その程度で仲間を眠らせて回っていたのか?
○カイン
それでも信じるだけの価値はあった 信じたというより──賭けたのかもしれんが
ひとつの駒として消え去る運命ならたとえ真実でなかったとしても可能性を信じる方に賭けた
○ティファ
みんなに話してくれればよかったのに
○カイン
話していたら全員が眠らずにここにいたはずだ
○ライトニング
確かに──そうだろうな
○カイン
俺一人では仲間を眠らせることしかできなかった そして彼らを敵の目から遠ざけることしか──
次元の扉を潰しに行けるのはおまえたちのおかげだ
○ライトニング
言っておくがまだ何も成功していない
可能性に賭けるならまず最初に私たちが奴らの出現を封じるんだ──
○カイン
少しずつ敵の数が多くなってきているな──
○ライトニング
皆いつでも戦える準備をしておけよ
○ヴァン
大丈夫 この程度の大軍なんて怖くない オレたちだけでしっかり進めてる
○ユウナ
わたしもまだ大丈夫 いつでも戦えます
○ラグナ
ふーむ ずいぶん攻め入ってきたものの人形さんの勢いがイマイチ? てこともないか……?
○カイン
奴らの気は確かに強まっている 次元の扉は近いはずだ
どれだけのイミテーションがいるかわからん だが破壊に失敗すれば希望が失われる
○ラグナ
生き返るとか元に戻って戦うとかほんとにおとぎ話の世界だぜ
オレたちはそんな世界のルールに巻き込まれちまってるわけだ
……オレたちの他にも戦士はいてずっと前からそういうことが続けられてきた
ここでそれを断ち切ってやる──照れるくらいカッコいい話だよないや照れるぜ
○ティファ
ねえ戦いが終わったらカオスの戦士はどうなるのかな?
コスモスのみんなが自由になれるならカオスの戦士も自由になれるのかな
……ゴメン言ってみただけ! 今は敵のことまで気にしてられないね
○ライトニング
気配が強くなってきている 近くまで来ているはずだ 気を抜くなよ
○ティファ
カイン何かアドバイスある?
○カイン
そうだな……相手のアシストを攻撃する 今さらかもしれんが覚えておいて損はないはずだ
○ティファ
相手のアシストを攻撃──そうだね! ちょっと頑張ってみる
○ユウナ
KPチャンスの条件が厳しくなってきましたね
○カイン
60秒以内にブレイブブレイクか……厳しいが装備を揃えてスキルを使えば狙えなくもないだろう
○カイン
気を抜くな 敵は近い
○ティファ
もう近いのよね
○ユウナ
重くまがまがしい気を感じる
○ヴァン
イミテーションのアジトか
どんな形してんだろうな
○ティファ
なんだか気楽ね
○ヴァン
別にそういうわけじゃないけどさ
初めて行くんだ 楽しみだろ?
○ティファ
んーまあそうかもね?
○ユウナ
そうかな
○ヴァン
そうだって
○ティファ
そのくらいに思ってれば少し気が軽くなるよ
ね ユウナ
○ユウナ
そう……かもしれないね
わたしも楽しみだって思うことにするよ
○ラグナ
何もさ 楽しみだとまで思うことないよな
○カイン
だがおまえも似たようなものだろう?
○ラグナ
あ スルドイ
でもな オレはそう見せてるんだよ
わざと──
そんなにらむなって 悪いことじゃないだろ?
○ライトニング
にらんでなどいない
○カイン
気にかかっているのか
○ラグナ
気にかかる?
ああイミテーションの数のことか
○エクスデス
探し物か?
この先へ進めば二度と戻っては来れんぞ
○ティファ
ご忠告どうもありがとう 十分気をつけるわ
○エクスデス
進めれば──の話だがな
○ゴルベーザ
おまえたちはここでゆっくり私たちの相手をするといい
気付く頃にはすべてが終わっている
○カイン
何?
○ゴルベーザ
おまえたちも感じていたであろう
この地のイミテーションの少なさを
○ライトニング
何が起きている
○ゴルベーザ
イミテーションの大軍本体はそろそろ目的地に到達する頃だ
○ユウナ
目的地?
○ヴァン
どこだ?
○カイン
そういうことか
○ヴァン
どういうこと?
○ゴルベーザ
たとえ神であろうとその数を前にしてなすすべもなかろう
調和の神コスモスの玉座 イミテーションの狙いはコスモスだ
○ライトニング
なんだと
○ゴルベーザ
忘れたか? 主を失った戦士は皆闇に消える
それは復活も望めぬ完全なる消滅だ
○カイン
おまえたち 先に行け
○ティファ
カイン?
○ヴァン
コスモスはどうすんだよ
○カイン
どうにもならん
○ヴァン
どうにも!?
○ラグナ
今から戻ったって間に合うはずねえ──か
主を守るってあいつの言葉を信じるしかねえな
○カイン
あいつひとりで持ちこたえるにも限界がある
こんな場所でぐずぐずしている暇はない
先へ進み時限の扉を破壊しろ
このままではそれすらも叶わなくなる
○ユウナ
カイン あなたは
○カイン
心配するな
こいつらを始末してすぐに後を追う
○ライトニング
頼んだカイン
みんな行くぞ!
○エクスデス
やけに親切なことだなゴルベーザよ
○ゴルベーザ
今さら彼らが何を知ろうと大したことができるわけでもあるまい
○エクスデス
ほう?
○ティファ
気配はこっちね……!
○ヴァン
早いとこ見つけ出してさすぐ片付けて──コスモスのとこに帰らないとな
○ユウナ
ヴァン……でも──
○ラグナ
いや~そうだなそれがいい そうと決まれば──行くしかない
○ライトニング
行くぞ──次元の扉をブッ潰す!
○ライトニング
次元の扉を必ず閉じる── 今考えなければならないのはそれだけだ
他のことを考えている余裕なんてない カインたちも同じはずだ
今さら何を心配しても私たちにはもう戻ることなんてできない……
だから私は──
私は仲間を信じて進むだけだ……
○ラグナ
そんな怖い顔するなよ──って言っても無理か 怖い顔したくもなるよな
でもな こういうときに笑うってのも割といいもんなんだぜ
……ほら自分がちょっと強くなったような気がしねぇか?
──しねぇか ハハハハハハ
○ユウナ
わたしたちのしようとしていることは他のみんなの未来に繋がってる
そうやって思うとこんな状況でも何だか少し安心するんです
眠っている戦士たちを──わたしたちが消滅から守ってあげられるなら
……どんなことがあってもわたし戦います
○ライトニング
結局カインに背中を預けることになったな 無事に──戻ってくるとは思うが……
○ヴァン
カインひとりで大丈夫かな……
○ヴァン
……オレみんなと一緒でよかったと思ってるよ
○ライトニング
私もそう思う……が 語り合う暇はなさそうだ 準備が整ったら出発しよう
○ラグナ
よしみんな!装備品チェーっク!武器や防具は揃ってるか?
○ティファ
装備品も大事だけど青いひずみも近いし力をつけて戻ってくるのもアリよ
○ユウナ
心の準備はできてます 行きましょう!次元の扉へ!
○ティファ
ギルだわいいタイミング! ねぇこれで何か買っておこうよ
○ラグナ
無駄遣いしないようにオレが預かっておこうじゃないか
○ヴァン
ラグナ……好きなもの買えよ 欲しかったのあるんだろ?
○ラグナ
ヴァン……なんていうか紳士になったな
○ティファ
ずっとこの世界で戦い続けてたら私たちの記憶は全部戻ってたのかな
○ライトニング
カインの話を信じるならな 思い出せたところで興味なんてないが
○ラグナ
それで元の世界に帰れるってんならいいけどそんなんじゃ~なさそうだしなぁ
○ライトニング
──不安か?ティファ
○ティファ
ううん大丈夫 何かが不安って思うほどの記憶はないもの
逆にね今はみんなといるからすごく安心する 仲間と一緒なんだって思えるから
ああでも……ちょっとだけこわいかな 私にとっての仲間はみんなだけなのに
みんなにはみんなの記憶の中にもっと大事な仲間がいるのかなって思うと──
○ライトニング
ティファ──
○ティファ
ねぇ私みんなと仲間なんだって思ってていいのよね? ここにいるみんなとも眠ってるみんなとも──
○ラグナ
バカだな~当たり前だろ? 今さらそんなこと聞かれる方がおじちゃん悲しいぜ
○ライトニング
ここで一緒に戦った記憶は何よりもはっきりしてる 私にとってもそれはいちばん大事な記憶だ
○ティファ
──ありがとう
ひとりじゃないって感覚が──今の私にとってはいちばん懐かしくて大事なの
だからこわくても……負けないよ私
○ヴァン
そういえばラグナはなんで次元の扉のこと知ってたんだ?
○ラグナ
そりゃオレの情報収集能力のおかげ──じゃなく普通に敵さんから聞いたんだよ
もし次元の扉を壊しに行くなら覚悟はしとけって言われたけどな
○ライトニング
消滅への覚悟──か おまえはできてるのか?
○ラグナ
うーん──まあライト君 それを考えるより前にやることがあるだろ?
○ヴァン
そうだ消滅なんて考えんな 次元の扉をぶっ壊して元の世界に帰るんだ
○ライトニング
現実は──そんなに生易しくない 今よりもっと大量の敵を相手にすることになる
○ヴァン
そんなの最初からわかってる
○ライトニング
本当にわかってるのか? 言っておくが半端な気持ちじゃ足手まといになるだけだ
○ヴァン
じゃ あんたは負けるつもりで行くのか? そんなんであいつらに勝てんのかよ
○ライトニング
何だと──?
○ラグナ
おいおい喧嘩なんかやめようぜ~ やめてくださいお願いします このと~り~このと~り~
○ライトニング
……誰も喧嘩なんてしていない
○ラグナ
イミテーションが増えるのを止めに行く それはライトもヴァンもオレもみ~んなおんなじ
覚悟だとかそういう話は置いといて一致団結してこの先に進まなきゃ な?
正直言うとさ 楽して元の世界に帰りたいよ 危ない橋なんて渡りたくない
でもそれはみんな同じだ 嫌だなんて言ってられねぇんだ
少なくともオレは嫌なこと人に押し付けて寝てるなんてできねぇ……消える話とは別にな
○ライトニング
ラグナ……
○ラグナ
まあ……あんまり偉そうに言えないけど 時が来れば応えは出てるさ
って何かの本に書いてあった
○ヴァン
ラグナ……本かよ
○ユウナ
次元の扉を壊すことに成功したら他のひずみみたいにここも穏やかな空間になる──
解放されたひずみで眠っている人も……目が覚めたら元気に戦えますよね
○ライトニング
倒れて眠ったままの──カオスの戦士のことか?
○ティファ
ねえユウナ──ユウナは残ったら? だって守りたい人がいるのよね?
ユウナの記憶は元の世界のもの── 眠ってもユウナはその人のことを忘れないよ
○ユウナ
でもわたし──
○ライトニング
無理に行くことはない 大事な奴なら……そばにいてやれ
○ユウナ
ううんわたしは──わたしができることをするだけ
ジェクトさんとティーダが──未来で戦いを終わらせられるよう戦うだけ
二人は強いから大丈夫 彼らを信じてわたしはわたしの道を進みます
ここまでがわたしたちの時代なのかな もしそうなら次からはキミたちの……時代
力を合わせていっしょに歩きたかったけどその道はまだここにはないから
キミの道を……今度はわたしが作るよ だからだいじょうぶだよね──ティーダ
○ユウナ
イミテーションたちの強い気配……次元の扉はもうすぐそこだね
○ヴァン
扉を壊してイミテーションも全滅させてやれば完全にオレたちの勝利だ
○ライトニング
……またそれか いい加減甘い考えは捨てたらどうだ
○ヴァン
なんだよいきなり オレが勝つって言うのそんなに気に食わないのか?
○ライトニング
ああ勝つなんて軽々しく口にされるのはな 何をしにどこへ行くかわかってるのか?
無駄に命を落とすくらいなら……次の戦いに行け! 私がおまえを眠らせてやる!
○ユウナ
ライト──!!
○ヴァン
……なんだ 心配してくれてるんなら素直に言えばいいのに
○ライトニング
なっ──! 誰が──
○ヴァン
心配するなオレはマジメに考えてる 『勝ち』にいくってちゃんと考えて言ってるんだ
眠らせるとか言うなよ オレたちは仲間だろ 一緒にきたし一緒に行くんだ
○ライトニング
…………まったく
つかみどころのない奴だな そうまで言うなら口だけで終わらせるなよ……行くぞ
○ヴァン
もしもほんとに巻けたら ──迎え行けないな
でも平気だよな?オレじゃなくても誰かがあの子を見つける
あいつも自分の気持ちはっきり言えるよな そうすればコスモスの奴らなら助けてくれるだろ
少なくともあのツノカブトじゃなきゃ敵だからって無理に戦ったりしない
だから頑張れるよな?ティ──
あれ名前なんだっけ? ティ……ファじゃないよな ティ──ダ?も違うし
あ そうだ──ティナ
○ラグナ
なんだ?うわっとっと! あっ……足つった……
○ヴァン
ラグナ大丈夫か? ほら……つかまれよ
○ユウナ
足場が消えた? もう戻れませんね……
○ライトニング
これで……よかったんだ
○ティファ
前には進めるよ 行こう!
○ヴァン
あれだ次元の扉
○ティファ
着いたのね
あとはあれを壊すだけ
○ユウナ
カインやコスモスたちは大丈夫でしょうか
○ラグナ
大丈夫だ
──って信じるしかない
あいつらだってオレたちを信じてるはずだ
○ヴァン
それじゃ行くか
○ライトニング
待て
○ガーランド
とうとうこの場所へ来たか
○ライトニング
そこをどけ
○ケフカ
ホワーッホッホ そりゃ無理な話
あと少しだったのにね
残念賞でガマンしなさーい
○ヴァン
何言ってんだよ
残念賞はおまえらの方だろ
○アルティミシア
我々と今まさに生まれ出でようとしている新たなイミテーション
すべてに勝利するつもりですか?
○ティファ
するわよ
余計な心配しないで
○皇帝
ほう? 元気のいいことだ
ならば盛大にもてなすとしようか
○ユウナ
今度こそあなたを倒します
○暗闇の雲
来たな
○ラグナ
ああ悪いけど先へ進ませてもらうよ
○ガーランド
先へ進もうと何ひとつ変わりはせんぞ
貴様たちに待ち受けるのはその身の消滅だ
○ライトニング
それがどうした
なんと言われようと私たちは前に進むだけだ
○ケフカ
預けたものお返し願えませんか?
○ヴァン
何の話だったっけ?
○アルティミシア
救われた命を無にするとは──
○ティファ
大きなお世話よ
○皇帝
新たな悲劇を見せてもらおう
○ユウナ
わたしの物語は悲劇なんかじゃない──
○暗闇の雲
見せてみろ選んだ死の道を
○ラグナ
ああしっかり見せてやるよ
○ガーランド
完全なる消滅を与えてやろう
○ライトニング
復活などはなから望んではいない!
○ガーランド
まだ悪あがきをするか
○ライトニング
とどめがほしければいくらでもくれてやる
○ガーランド
その言葉はイミテーション相手に言うのだな
退却だ 人形どもは捨てても構わん
さらばだコスモスの戦士たちよ
イミテーションとともに最期を迎えるがいい
○ティファ
まだまだ状況はかなり厳しいみたいね
○ライトニング
みんなわかっているとは思う
○ラグナ
ん?
○ライトニング
私たちはあの次元の扉を壊すためにここに来た
それが私たちの最期の仕事だ
でもイミテーションどもの中に飛び込めば私たちはもう──
○ユウナ
でもそうするしかない わかっているつもりです
○ヴァン
オレも覚悟する時なんだろうな 勝つためなんだって
○ティファ
それで次に望みが繋がるんだから
○ライトニング
最期まで戦うと言い出したのは私だ
みんなを巻き込んですまない
○ティファ
ライト
○ラグナ
おやライトニングさんの弱気な面をまーた見ちゃったなぁ
○ライトニング
ラグナ
○ラグナ
みんな最初から覚悟してるさ
そんなにバカの集まりじゃないんだぜ?
○ヴァン
オレの覚悟は今ここでだけどな
○ラグナ
まあそうだな
○ヴァン
でも予想もしてたよ わかっててあんたについてきたんだ
○ユウナ
ここへ来たことは無駄にはなりません
次の戦いで誰かが救えます
○ティファ
今さらでしょ 誰も何も言わないわ
もう思いっきり巻き込まれちゃってるんだから
○ライトニング
みんな
○ラグナ
それじゃ行っかー!
○ティファ
うん!
○ユウナ
はい!
○ヴァン
任せろ!
○ライトニング
カイン
大丈夫か
○カイン
心配するな まだ戦えるさ
さあ あともうひと仕事だ
安心しろ
最後の戦いも簡単には終わらん
○ライトニング
ああ
○カイン
次の戦いは確実に勝利へ繋げられるはずだ
だから後ろを振り返る必要はもうない
行くぞライトニング
援護してやる──前へ進め
○ライトニング
前だけ見てろ
秩序の聖域へ場面転換
○ウォーリアオブライト
来たか
コスモス 私は今あなたを敗北に導こうとしている
勝利を願い戦いの終わりを望んだあなたに
私はもう他に何もすることができない
○コスモス
何もできないのは私の方です
本当はあなたたちみんなを助けたかったのに──
○ウォーリアオブライト
あなたの力は世界を守るためのものだ
私たちを助けるためにその力を使っては何の意味もない
我々は調和の神を勝利に導くためにこの地に呼ばれた戦士なのだ
コスモス
あなたの勝利はきっと未来で形となる
だからどうかあなたも未来を信じて
皆と次の戦いへ向かってほしい
光のために戦う資格など私にはもうすでに無いのかもしれない だが──
私の胸の内にある光は一度も揺らいだことはない
私はここで最後まであなたを守ることを誓おう
○コスモス
私は──
○ウォーリアオブライト
コスモス
未来のあなたとともに戦えないことを許してほしい
世界を支えるべき存在であった調和の神 その力は常に世界へと注がれ崩壊を望む混沌の神の力を抑えていた
だがこの戦いで法則は破られた 調和の神は世界を守るはずの力を解放しその力で戦士たちの身を守り自ら敗北したのだ
その行為は混沌の神の力を暴走させ結果世界は形を失うこととなった
かろうじて繋ぎとめられた断片の世界 神竜の浄化によってやがて新たな戦いの幕があがる
消えていった戦士の記憶さえも失って蘇る調和の神 そして戦士たち
彼らは再び勝利のために戦い始めることとなる